
atone(アトネ)はクレジットカードがなくても使える後払い決済です。手元に現金がないときに、この後払いの枠を現金に変えられないかと考える人は少なくありません。実際に方法はあります。ただ、調べてみるとatoneは他の後払いアプリとはかなり事情が違いました。
このページでは、現金化業者9社の公式サイトを実際に確認した結果と、atone公式が公開している仕様をもとに、現金化の方法、かかる時間、換金率の相場、そして見落としやすいリスクをまとめます。急いでいる人のために、結論から書きます。
【結論】atone現金化はできるが、即日はほぼ無理で換金率も低め
先に結論だけ言うと、atoneの枠を現金に変えることはできます。ただし、その日のうちに現金を手にするのは、ごく限られた条件がそろった人以外は難しいです。換金率も後払いアプリの中では低いほうでした。
| 項目 | atoneの実際 |
|---|---|
| 現金化できるか | できる |
| 即日でできるか | 原則できない。最短で翌日、多くは1〜3日 |
| 換金率の相場 | 70〜80%程度 |
| 使える金額 | 利用上限額は50,000円が基準。登録直後は数千円〜1万円ほど |
| 対応している業者 | 非常に少ない |
即日にならない理由は「商品が届くまで待つ」から
後払いの現金化は、後払いの枠で何かを買い、それを売って現金に変える仕組みです。ここで問題になるのが、atoneで買えるものの中身です。atoneはネット通販での買い物が中心なので、商品が家に届くのを待つ時間がそのまま現金化までの時間になります。デジタルギフト券のようにコードだけ受け取ってすぐ売れるものが使えないと、どうしても数日かかります。
atoneに対応している業者はそもそも数が少ない
現金化業者9社を調べたところ、atoneに対応していたのは2社だけでした。残りの7社はatoneを扱っていません。中には確認事項の欄で「アトネのご利用はできません」と対応不可をはっきり書いている業者もありました。
「atone対応」とうたう記事は多いのですが、業者側の公式サイトまで見に行くと話が違うことがあります。申し込んでから断られると時間を無駄にするので、業者のサイトでatoneの名前が出ているかを自分の目で確かめてから申し込んでください。
今日中に現金が必要なら、atone以外の枠を先に確認したほうが早い
もしバンドルカードのポチっとチャージやペイディ、携帯のキャリア決済の枠が残っているなら、そちらのほうが換金率も振込スピードも上です。バンドルカードなら初回90%前後で最短10分という業者もあります。atoneにこだわる理由が特にないなら、まず自分に他の枠が残っていないかを確認してみてください。他の枠との比較は後半の表にまとめました。
atone(アトネ)とは|現金化の前に押さえる基本
atoneは株式会社ネットプロテクションズが運営する後払い決済サービスです。買い物をした分を翌月にまとめて支払う仕組みで、クレジットカードは要りません。メールアドレスとSMS認証だけで使い始められる手軽さが特徴です。
現金化の話をする前に、この3つは知っておいたほうがいいです。使える金額の上限、支払いの期限、そして運営会社です。
利用上限額は「50,000円を基準」に設定される
atone公式は、会員ごとの利用上限額を50,000円を基準に設定していると説明しています。一般には限度額と呼ばれている枠のことです。ここは記事によって書いてあることがバラバラで、10万円まで使えると書いているところもありますが、公式が基準として出している数字は50,000円です。
しかも、登録した直後から5万円使えるわけではありません。実際に登録して検証した記事では、登録直後の上限は10,000円だったと報告されています。上限は利用実績を積むにつれて上がっていく仕組みなので、「今日登録して5万円分を現金化する」という計画は最初から成り立ちません。
支払い方法と支払期限
支払い方法はコンビニ払い、銀行ATM、口座振替の3つです。請求は翌月1日から3日の間にメールとSMSで届き、そこに支払期限と金額が書かれています。
支払い方法によって期限と手数料が変わるとされていて、口座振替にすると請求手数料がかからないという情報もあります。ただ、この金額はサービス側の案内で変わることがあるので、実際の請求メールに書いてある期限と金額を必ず確認してください。現金化に使った分も、翌月そのまま自分への請求として戻ってきます。
「翌月払い」と「つど後払い」で支払いのタイミングが違う
atoneには翌月にまとめて払う形と、買い物ごとに都度払う形があります。現金化の話で使うのは翌月払いのほうです。都度払いは支払期限が短く設定されるとされているので、現金にした直後に支払いが来ることになり、時間を稼ぐ目的では意味がありません。
自分がどちらで使っているかはアプリの請求画面で確認できます。買い物のたびに請求の案内が届いているなら都度払いです。この違いを分からないまま現金化すると、翌月まで猶予があるつもりでいたのに数日後に請求が来て慌てることになります。
運営はネットプロテクションズ。NP後払いと地続き
ここが地味に効いてきます。atoneを運営しているネットプロテクションズは、通販でよく見る「NP後払い」も手がけています。つまりatoneで支払いを滞納すると、同じ会社が運営する他の後払いサービスまで使えなくなる可能性があります。現金化そのものより、こちらのほうが後々こたえるかもしれません。
atoneを現金化する3つの方法と所要時間
atoneの枠を現金に変えるルートは大きく3つです。それぞれ手間も時間も違うので、まず全体像を見てください。
| 方法 | 現金になるまで | 向いている人 |
|---|---|---|
| ネット通販で商品を買って売る | 3日〜1週間 | 手取りを増やしたい人。時間はかかる |
| コード決済で実店舗購入→店頭買取 | 当日 | すでにコード決済が使える人だけ |
| atone対応の現金化業者に依頼する | 翌日〜3日 | 手続きを任せたい人 |
方法1 ネット通販で商品を買って売る
atoneが使える通販サイトで売れ筋の商品を買い、届いた商品をフリマアプリや買取店で売る方法です。業者を通さない分、うまくいけば手取りは一番多くなります。
ただし時間はかかります。注文して商品が届くまで数日、フリマアプリなら売れるまでさらに数日、入金までもう数日です。買取店に持ち込めば早いですが、その分買い叩かれます。あと、商品が売れ残るリスクは全部自分持ちです。定価で買ったものが半額でしか売れないことは普通にあります。
売るものの選び方で手取りは大きく変わります。型番がはっきりしていて相場が調べられるものを選んでください。家電やゲーム機、スマホの周辺機器あたりが定番です。逆に衣類や雑貨は買値の3割程度にしかならないことが多く、これだと業者に頼んだほうがましになります。買う前にフリマアプリで同じ商品の売れた価格を調べて、7割前後で売れそうかどうかを確かめてから注文してください。
atoneはどこで使えるのか
atoneが使えるのは、支払い方法にatoneを選べるネット通販と、コード決済に対応した一部の実店舗です。クレジットカードのようにどこでも使えるわけではないので、現金化を考えるならまず自分が買いたい商品を扱っている店でatoneが使えるかを確認する必要があります。
使える店の一覧はatoneの公式サイトやアプリで確認できます。ここで注意したいのは、加盟店の入れ替わりがあることです。少し前の記事に載っている店が今も使えるとは限らないので、公式の一覧で確かめてください。
方法2 コード決済で実店舗購入→店頭買取(唯一の即日ルート)
atoneにはコード決済の機能があり、対応している実店舗ならスマホのバーコードで支払えます。店で商品を買ってその足で買取店に持ち込めば、理屈のうえではその日のうちに現金になります。atoneで即日を狙えるのは、実質このルートだけです。
ただし条件が厳しいです。コード決済を使うには利用実績と本人確認が必要で、登録したばかりの人は使えません。使えるお店も限られています。さらにコード決済に割り当てられる枠は後払い全体の枠より小さく設定されているとされ、実店舗では1万円台までという情報もあります。数万円をまとめて現金にするには足りません。
つまり「atoneを今日登録して今日現金化」は無理で、「前からatoneを使っていてコード決済が有効になっている人が、小さい金額を急いで作る」ときだけ成立するルートです。
方法3 atone対応の現金化業者に依頼する
業者に申し込むと、買う商品の指定から売却まで手続きを案内してもらえます。何を買えば確実に売れるのかを自分で調べなくていいのが利点です。
実際の流れはこうなります。
- 申し込みフォームに名前、電話番号、希望金額、使う決済(atone)を入力する
- 担当者から連絡が来て、今日の換金率と買う商品の指定を受ける
- 指定された商品をatoneで購入し、購入したことが分かる情報を業者に送る
- 本人確認のため、身分証の画像と自分の顔が写った写真を提出する
- 商品が業者に渡ったことが確認できた時点で、手数料を引いた金額が口座に振り込まれる
買った商品は業者に渡るので手元には残りません。「商品を買っただけで現金がもらえる」ように書いている説明を見かけますが、実際には商品を売っているだけです。そして翌月、その商品代金がatoneから請求されます。
時間がかかるのは3番と5番です。ネット通販で買った商品が届くのを待つ必要があり、業者が受け取って確認するまでにも時間がかかります。ここが短縮できないので、atoneでは即日にならないわけです。
問題は、atoneに対応している業者が少ないことと、対応している業者も即日ではないことです。ここは後の章で詳しく書きます。
atoneアプリ専用カードは現金化にどこまで使えるか
atoneには「アプリ専用カード」という機能があります。これを現金化の切り札のように紹介している記事もありますが、公式の仕様を読むと、できることはかなり限定されていました。
JCB連携のバーチャルカード。ECサイトと月額課金のみ、1回払いのみ
atoneアプリ専用カードは、JCBと連携したバーチャルカードです。プラスチックのカードは発行されず、アプリの画面にカード番号が表示されるだけです。これを使うと、atoneの加盟店以外でもカード番号を入力して支払えるようになります。
ただし公式は、使えるのはECサイトと月額課金の支払いだけで、支払い回数は1回払いのみと説明しています。この「ECサイトのみ」という一行が現金化の話ではかなり重要です。実店舗では使えないので、方法2の即日ルートにはこのカードを使えません。
発行条件は利用履歴と本人確認と審査。登録直後には作れない
発行するには、atoneでのオンライン決済の利用履歴が十分にあること、本人確認が完了していること、そして所定の審査を通ることが必要とされています。実際に検証した記事でも、登録した直後には発行できなかったと報告されていました。
「アプリ専用カードを発行すれば現金化がはかどる」という説明を見かけたら、その前提として何か月分かの利用実績が要る、と読み替えてください。今日困っている人にとっては選択肢になりません。
予約商品など、使えない買い物もある
公式は、予約商品など一部の商品やサイトでは利用できない場合があると書いています。現金化に向く商品は転売しやすい人気商品になりがちで、そういう商品ほど予約販売になっていることがあります。カードが発行できても、買いたいものが買えるとは限りません。
atoneでPayPayチャージやギフトカードの購入はできるのか
ここが一番検索されている疑問です。PayPayにチャージできれば話が早いし、Amazonギフト券やAppleギフトカードが買えれば、コードを送るだけで即日換金できます。結論を先に書くと、どれも原則としてできません。
PayPayへのチャージ・カード登録は原則できない
atoneからPayPayに直接チャージする機能はありません。ではアプリ専用カードをPayPayに登録すればいいのかというと、これも原則できないとされています。
理由は公式の仕様から説明できます。アプリ専用カードが使えるのは「ECサイトと月額課金の支払い」で、しかも1回払いのみです。PayPayへの残高チャージは商品の購入ではなく資金の移動なので、この使い道からは外れます。モバイルSuicaへのチャージやバンドルカードへの入金も同じ理由で通りません。
AmazonギフトカードやAppleギフトカードが弾かれる理由
ギフト券や電子マネーは、買った瞬間に現金とほぼ同じものになります。後払いで買われて売り抜けられると、支払われないまま損だけが残るので、後払い系のサービスはこの手の商品を警戒します。atoneに限らず、後払いサービスの多くが同じ扱いです。
公式は「Amazonなどで利用可能です」と書いていますが、これはAmazonというサイトで買い物ができるという意味で、Amazonギフトカードが買えるという意味ではありません。ここを混同している説明をよく見かけるので注意してください。
「買えた」という情報を鵜呑みにしないほうがいい
掲示板やSNSには「この方法なら通った」という書き込みがあります。実際に一時的に通ることはあるようです。ただ、そういう抜け道は塞がれるのが早く、書き込みの日付が数か月前ならもう使えないと考えたほうがいいです。
それに、通ったら通ったで別の問題があります。規約に反する使い方をしたと判断されれば、アカウントが止まって残っている枠も使えなくなります。数千円得するために枠ごと失うのは割に合いません。
atone対応の現金化業者を9社調べた結果
「atone対応のおすすめ業者」を並べている記事は多いのですが、業者側の公式サイトに本当にatoneが載っているかまで確かめている記事はほとんど見かけません。そこで9社の公式サイトを開いて対応している決済サービスの一覧を確認し、記載がはっきりしない業者については直接確認しました。
| 確認結果 | 社数 |
|---|---|
| atone対応を公式に明記 | 2社 |
| atoneを扱っていない | 6社 |
| 「アトネのご利用はできません」と対応不可を明記 | 1社 |
ペイディやバンドルカード、キャリア決済なら、どの業者も対応サービスの一覧に堂々と載せています。atoneだけ扱いが違いました。
公式にatone対応を明記していた2社
参考として、公式サイトでatoneの名前を出していた2社の条件を載せます。当サイトはこの2社と取引関係がないため紹介リンクは張りません。申し込む場合は各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
| 業者名 | atoneの換金率 | 振込まで | 手数料 | 受付時間 | 古物商許可 |
|---|---|---|---|---|---|
| 買取ForYou | 最大75% | 最短1日〜3日 | 一律140円 | 9:00〜22:00(全日) | 東京都公安委員会 第303312420551号 |
| atony | 最大80% | 最短翌日 | 記載なし | 9:00〜22:00 | 東京都公安委員会 第306601705364号 |
注目してほしいのは振込までの時間です。atoneに正面から対応している2社が、そろって「最短翌日」「最短1日から3日」と書いています。業者側が即日をうたっていないのですから、比較記事だけが即日可能と書いているのは変です。atoneで即日は原則できない、と考えるのが実態に合っています。
「アトネはお断り」と明記している業者もある
調べた中には、申し込み前の確認事項として「当社はみんなの銀行、スマートペイ、アトネのご利用はできません」と書いている業者がありました。うっかり対応していないだけではなく、意識的に断っているということです。
理由は書かれていませんが、atoneは1件あたりの金額が小さく、商品が届くまで待つ必要があり、しかも支払い遅延が起きやすい層が使いやすいサービスです。業者にとって手間の割に採算が合わないのだろうと推測できます。この構造は当分変わらないので、対応業者が急に増えることは期待しないほうがいいです。
業者を選ぶときに必ず見る4点
- 公式サイトの対応サービス一覧にatoneの名前があるか。比較記事の記載ではなく業者のサイトで確認する
- 古物商許可番号が載っているか。商品を買い取る商売なので、番号がないのは説明がつかない
- 振込手数料が明記されているか。換金率が高くても手数料で相殺されることがある
- いつ振り込まれるかが具体的に書いてあるか。「最短」だけで条件が書かれていない業者は避ける
振込の前に保証金や事務手数料を先に払えと言ってくる業者は、その時点でやめてください。買い取る側がお金を先に要求する理由はありません。
「atone対応のおすすめ業者」を載せている記事の読み方
比較記事に出てくる業者名と、その業者の公式サイトの記載が食い違っていることが実際にありました。第三者の記事ではatone対応として紹介されているのに、業者の公式サイトの対応サービス一覧にはatoneが載っていない、というパターンです。
過去に対応していたのをやめた可能性もありますし、記事のほうが確認せずに書いている可能性もあります。どちらにせよ、申し込んでから「atoneは扱っていません」と言われると時間を無駄にします。比較記事は候補を知るために使い、最終確認は必ず業者の公式サイトでしてください。
もうひとつ、換金率の数字にも注意が要ります。トップページに大きく出ている換金率はクレジットカード向けの数字で、atoneの換金率はそれより10ポイント以上低いことがあります。「最大98%」と書いてあってもatoneが98%になるわけではありません。決済ごとの換金率が書かれているかを見てください。
換金率と手取りのシミュレーション
換金率の数字だけ見ても、実際にいくら受け取れるのかは分かりにくいです。atoneの相場である70〜80%で計算すると、こうなります。
| 使う金額 | 換金率70% | 換金率75% | 換金率80% | 翌月の請求 |
|---|---|---|---|---|
| 10,000円 | 約6,860円 | 約7,360円 | 約7,860円 | 10,000円 |
| 30,000円 | 約20,860円 | 約22,360円 | 約23,860円 | 30,000円 |
| 50,000円 | 約34,860円 | 約37,360円 | 約39,860円 | 50,000円 |
振込手数料を140円として引いた金額です。これはatone対応を明記している業者のうち、手数料を公開している1社の金額を使っています。手数料は業者によって違い、金額を出していない業者もあるので、申し込む前に必ず確認してください。また、請求手数料がかかる支払い方法を選んでいる場合は、翌月の請求がもう少し増えます。
3万円を現金化すると、手元に入るのは2万円台前半で、翌月には3万円払うことになります。差額の7,000円前後が現金化のコストです。1か月で7,000円というのは、金利に直すとかなりの負担です。カードローンの金利と比べると、現金化のほうが高くつくケースは珍しくありません。
それでも今日どうしても現金が要る、という場面はあります。ただ「毎月これでしのぐ」使い方をすると、翌月の請求が前月より重くなり、それを埋めるためにまた現金化する、という流れに入ります。ここは正直に書いておきます。
自分で売る場合と業者に頼む場合の手取り比較
3万円分をatoneで使ったとして、売り方によって手取りがどう変わるかを並べます。
| 売り方 | 手取りの目安 | 現金になるまで | 手間 |
|---|---|---|---|
| フリマアプリで自分で売る | 21,000〜25,000円 | 1週間前後 | 出品と発送を自分でやる。売れ残りのリスクあり |
| 買取店に持ち込む | 18,000〜22,500円 | 商品到着後すぐ | 店まで行く。相場は店に左右される |
| 現金化業者に頼む | 21,000〜24,000円 | 翌日〜3日 | 買う商品を指定してもらえる。身分証の提出が要る |
手取りだけ見ると、フリマアプリで自分で売るのが一番残ります。ただし売れるまでの時間が読めません。今週中に現金が要るなら業者、時間に余裕があって手取りを増やしたいなら自分で売る、という分け方になります。買取店は早い代わりに買い叩かれやすいので、急ぎでかつ商品が手元にある場合の選択肢です。
atone現金化ができない・弾かれる原因と対処
やってみたら決済が通らなかった、というのはよくあります。原因はだいたいこの4つです。
限度額に達している
限度額は50,000円が基準ですが、今月すでに買い物をしていればその分が引かれます。残っている枠はアプリで確認できるので、申し込む前に見てください。上限に達している場合は、先に請求を支払えば枠が戻ります。
登録直後で限度額が小さい
登録したばかりだと、限度額は数千円から1万円程度に設定されます。実際の検証でも登録直後は10,000円でした。この枠は使って期限どおりに払うことで少しずつ上がります。限度額を一気に引き上げる裏技はありません。
買おうとしている商品や店が対応していない
atoneが使える店は増えてきましたが、まだ限られています。またギフト券や電子マネー、予約商品は弾かれやすいです。決済画面まで進んでエラーになる場合は、商品側が理由のことが多いです。
過去に支払いが遅れている
支払いが遅れた履歴があると、枠が下げられたり利用が止められたりします。滞納中は新しい買い物ができません。ここは未払い分を清算しないと解決しないので、先に支払いを済ませてください。
atone現金化のリスク
ここまで方法を書いてきましたが、リスクのほうが具体的です。何が起きるのかを順に書きます。
規約違反による利用停止
現金化そのものを直接罰する法律は今のところありません。ただ、現金化を目的とした利用は規約で禁止されています。発覚するとアカウントが止まり、残りの枠も使えなくなります。場合によっては、まだ支払期限が来ていない分をまとめて請求されることもあります。
何で気づかれるかというと、決済の中身です。ふだんの買い物と傾向が違う高額商品を短期間に買ったり、同じ商品を繰り返し買ったりすると目立ちます。
NP後払いなど、同じ会社の他サービスにも影響する
atoneを運営するネットプロテクションズは、通販でよく使われるNP後払いも運営しています。atoneで問題を起こすと、NP後払いのほうも使えなくなる可能性があります。
NP後払いは多くの通販サイトで支払い方法として選べるので、これが使えなくなると日常の買い物で困ります。atoneの枠を数万円分現金にした代償として、後払いという支払い手段そのものを失うことになりかねません。
支払いが遅れたときに起きること
期限を過ぎると、まずメールやSMSで督促が来ます。ここで払えば大きな問題にはなりません。それでも放置すると電話や書面に変わり、さらに時間が経つと弁護士事務所への委託を予告する通知が届くとされています。年率14.6%の遅延損害金が加算されるという情報もあります。
「atone 滞納」「atone 支払い遅れ」といった検索が多いことからも分かるように、実際に払えなくなる人は少なくありません。数か月放置したという相談も見かけます。委託前通告まで来ている段階は、もう自力で何とかする局面を過ぎています。
払えないと分かった時点で、放置せずにatoneのカスタマーセンターへ連絡してください。支払う意思を示して相談したほうが、無視して督促が段階を上がっていくよりはるかにましです。それでも整理がつかないなら、この記事の後半に載せた法テラスへ相談してください。
現金化は借金ではありませんが、翌月に支払う義務は残ります。むしろ手取りが目減りしている分、返す金額のほうが大きいという点では借金より条件が悪いです。翌月に確実に払える金額の範囲でしか使わないでください。
現金化がバレる原因は決済の中身
気づかれるきっかけは、だいたい買い物の記録です。ふだん数千円の買い物しかしていない人が急に枠いっぱいの高額商品を買ったり、同じ商品を短期間に何度も買ったり、転売されやすい商品ばかり買っていたりすると目立ちます。
加えて、支払いが遅れると注目されやすくなります。現金化した月だけ請求が跳ね上がって、しかも払えない。この組み合わせが一番分かりやすい形です。逆に言えば、期限どおりに払っている限りは問題が表面化しにくいということでもあります。
悪質業者に個人情報を渡す危険
現金化業者に申し込むときは、身分証の画像や口座情報を渡すことになります。まともな業者なら問題ありませんが、そうでない業者に渡すと情報が別の目的に使われる恐れがあります。
atoneは対応業者が少ないぶん、「atone対応」とうたって集客する怪しいサイトが出てきやすい環境でもあります。運営情報も古物商許可番号も書いていないサイトには、身分証を送らないでください。
繰り返すと資金繰りが悪化する
3万円を現金化すると手元には2万円台前半しか入らず、翌月には3万円払います。翌月の家計は差額の分だけ苦しくなります。そこでまた現金化すると、次の月はもっと苦しくなります。
今月だけの一時しのぎとして使うぶんには手段のひとつです。2か月連続で使いそうだと感じたら、そのときは現金化ではなく次の章の方法を先に検討してください。
他の後払いアプリと比べてatoneはどうか
atoneにこだわる理由がないなら、他の枠を使ったほうが条件はいいです。主な後払い系サービスの現金化を並べると、差がはっきりします。
| サービス | 換金率の目安 | 最短の入金 | 対応業者の数 |
|---|---|---|---|
| atone | 70〜80% | 翌日〜3日 | 非常に少ない |
| バンドルカード(ポチっとチャージ) | 85〜90% | 最短10分 | 多い |
| ペイディ | 85%前後 | 最短10分 | 多い |
| キャリア決済(d払いなど) | 85〜90% | 最短10分 | 多い |
換金率で10ポイント以上、入金までの時間では数日単位の差があります。3万円を現金化する場合、atoneだと2万2千円前後ですが、バンドルカードなら2万6千円前後です。同じ3万円の請求を背負って、手元に残る金額が4千円違います。
この差が生まれる理由は単純で、他のサービスはデジタルギフト券のような「すぐ売れるもの」を買える枠があるからです。商品が届くのを待たなくていいので、業者も即日で回せます。atoneはそこが詰まっているぶん、条件が悪くなります。
自分にどの枠が残っているかは、それぞれのアプリを開けば確認できます。バンドルカードならポチっとチャージの利用可能額、ペイディならペイディプラスの枠、キャリア決済なら各社のマイページです。使える枠が見つかったら、次に載せる業者はそちらに対応しています。
atone以外の枠に対応している業者
参考までに、バンドルカードやペイディ、キャリア決済に対応している業者の条件を載せておきます。いずれもatoneには対応していないので、atoneの現金化には使えません。atone以外の枠が残っている場合の選択肢としてご覧ください。
なお、換金率や受付時間は各社が公式サイトで公開している数字をそのまま載せています。条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の換金率と、運営者情報のページを必ず確認してください。
| 業者名 | 初回換金率 | 2回目以降 | 最短振込 | 手数料 | 受付時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| ナンバーワンキャッシュ | 90% | 85% | 最短10分 | 一律200円 | 20時まで(毎月1日は0時から) |
| カイトリング | 90% | 85% | 最短10分 | 一律200円 | 振込は9〜20時(受付は24時間) |
| エニタイム | 80%(クレジットカード) | 記載なし | 最短3分 | 記載なし | 土日祝も営業 |
ナンバーワンキャッシュ
初回90%、2回目以降も85%と安定しています。1万円ぶんを現金化すると、換金率90%から振込手数料200円を引いた8,800円が振り込まれる計算で、申し込む前に受け取り額が分かります。やり取りはメールで完結し、電話はかかってきません。
カイトリング
キャリア決済やバンドルカード、ペイディに幅広く対応しています。換金率と申込金額を入れると受け取り額が出るシミュレーターがあるので、申し込む前に金額を確定できます。電話連絡や在籍確認はなく、自宅に荷物も届きません。
エニタイム
最短3分という振込の速さが売りです。クレジットカードのほかバンドルカード、バンキット、B/43、ファミペイ、メルペイなど対応している決済の幅が広く、土日祝も動いています。申し込みから入金までスマホだけで完結します。
現金化以外でお金を用意する方法
atoneの現金化は手取りが7割前後まで落ちるうえ、数日かかります。条件だけ見れば、他の手段のほうがましなことは多いです。
- 支払いを待ってもらう。公共料金も家賃も携帯料金も、事前に連絡すれば期日を延ばせることがあります。連絡せずに滞納するのとは扱いが全く違います
- 使っていないものを売る。フリマアプリなら数日、買取店なら当日です。手取りは減りますが、翌月の請求は増えません
- 給料の前払い制度を使う。勤務先に制度があれば、働いた分を先に受け取れます
- 公的な貸付を相談する。市区町村の社会福祉協議会が生活福祉資金貸付制度を扱っています。無利子または低利で、現金化とは比べものにならない条件です
すでに借金や請求で身動きが取れない場合は、次の窓口が使えます。相談は無料です。
| 窓口 | 連絡先 | 相談できること |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188 | 悪質な業者とのトラブル、契約の相談 |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 詐欺の疑い、脅されているとき |
| 法テラス | 0570-078374 | 借金の整理、弁護士への相談 |
現金化業者とトラブルになった場合、後ろめたさから相談をためらう人がいます。ですが現金化を利用したこと自体で利用者が罰せられるわけではありません。困ったら早めに相談してください。
atone現金化のよくある質問
atone現金化は違法ですか?
現金化そのものを罰する法律は今のところありません。ただしatoneの規約では現金化を目的とした利用が禁止されているため、規約違反にはあたります。発覚するとアカウントの停止や一括請求につながる可能性があります。
atoneは即日で現金化できますか?
原則できません。atone対応を明記している業者2社も、振込は最短翌日から3日と案内しています。唯一その日のうちに現金にできる可能性があるのは、すでにコード決済が使える状態の人が実店舗で商品を買い、その足で買取店に持ち込むルートだけです。
いくらまで現金化できますか?
限度額の範囲内です。atone公式は利用上限額を50,000円を基準に設定していると説明しています。ただし全員が5万円使えるわけではなく、登録直後の限度額は数千円から1万円程度です。今月すでに買い物をしていれば、その分は差し引かれます。
atoneからPayPayにチャージできますか?
できません。atoneから直接チャージする機能はなく、アプリ専用カードをPayPayに登録する使い方も原則できないとされています。アプリ専用カードが使えるのはECサイトと月額課金の支払いに限られているためです。モバイルSuicaやバンドルカードへの入金も同じ理由で通りません。
atoneでAmazonギフト券やAppleギフトカードは買えますか?
原則買えません。公式が「Amazonなどで利用可能」と書いているのは、Amazonというサイトで買い物ができるという意味で、Amazonギフトカードが買えるという意味ではありません。ギフト券は現金と同じように扱えるため、後払い系のサービスでは決済を通さないのが普通です。
5chや知恵袋の口コミはあてになりますか?
実際に使った人の書き込みは参考になりますが、日付を必ず見てください。「この方法で通った」という情報は塞がれるのが早く、数か月前の書き込みはもう使えないことが多いです。業者の評判についても、宣伝目的の書き込みが混ざっている前提で読んでください。
家族にバレますか?
atoneは自分名義のスマホで完結し、請求もメールとSMSで届くので、それ自体で家族に知られる可能性は低いです。ただし現金化の方法によっては商品が自宅に届きます。コンビニ払いの請求書を家族が見る場合もあります。同居している人がいるなら、そのあたりは考えておいてください。
金融ブラックでも使えますか?
atoneの登録にはメールアドレスとSMS認証だけで、信用情報を照会する審査はないとされています。そのため過去に金融事故があっても使えることが多いです。ただし、atone側で支払いを滞納した履歴があると枠が下げられたり止められたりします。
現金化した後にatoneを解約すれば支払わなくて済みますか?
済みません。解約しても、それまでに使った分の支払い義務は残ります。むしろ支払いを済ませないと解約手続きが進まないのが普通です。解約して逃げ切るという考え方は通用しないと思ってください。
アカウントが止まったらどうなりますか?
残っている枠が使えなくなり、新しい買い物ができなくなります。すでに使った分の請求は止まらず、場合によっては期限前の分もまとめて請求されることがあります。加えて、同じ運営会社のNP後払いにも影響が及ぶ可能性があります。復活できるかどうかは運営の判断次第で、確実に戻す方法はありません。
まとめ
atoneの現金化はできます。ただし、その日のうちに現金を手にするのは、すでにコード決済が使える人が実店舗で小さい金額を作る場合に限られます。業者に頼む場合は最短でも翌日、多くは1日から3日かかります。換金率は70〜80%が相場で、他の後払いアプリより10ポイント前後低い水準です。
業者9社の公式サイトを確認したところ、atone対応を明記していたのは2社だけで、対応不可をはっきり書いている業者もありました。「atone対応のおすすめ業者」を並べた記事を見かけたら、その業者の公式サイトで対応サービスの一覧を自分で確かめてから申し込んでください。
そして、翌月に請求が来ることは変わりません。3万円を現金化すれば手元に入るのは2万円台前半で、翌月に払うのは3万円です。差額をどう埋めるかを決めてから使ってください。埋める見込みが立たないなら、支払いの猶予を相談する、公的な貸付を検討するといった順番で考えたほうが、結果的に傷は浅く済みます。
最後にもう一度だけ書いておきます。atone以外の枠が残っているなら、そちらのほうが換金率も入金の速さも上です。atoneを使うのは、他に手が残っていないと確認してからでも遅くありません。
ネットショップの運営側で、atoneをはじめとする後払い決済の導入と運用に携わったのち、当サイトの編集を担当しています。後払いの利用枠がどう決まるのか、なぜギフト券や電子マネーの購入が弾かれるのかといった、お店側から見える仕組みを、使う人の目線に翻訳して書くようにしています。換金率の数字だけを並べるのではなく、そのあとに来る翌月の請求まで含めて判断できる記事を目指しています。
※タナベケイスケはペンネームです。当サイトは特定の金融機関・買取業者とは資本関係のない独立したメディアです。